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なかなか家が売れない!?売却がうまくいかない理由や対処法を解説!

一般的に、家を売りに出してから売却が成約するまでには、
3か月~6ヵ月程度かかると言われています。

ただでさえ、通常時間の経過と共に不動産価値は減少していきます。
売れない期間が長引くと資産が目減りしているので不安になる方も多いのではないでしょうか。

売りに出す理由は様々ですが、もしも住宅ローン支払いに難が生じたことが理由であれば、
最終的には競売に掛けられ安値で売却されてしまう可能性もあります。

この記事では、家が売れずにお困りの方へ向けて、
その理由や効果的な対処法を解説していきます。

目次

家が売れない主な理由

家が売れないのには、様々な理由があると考えられます。
ここでは大きく4つに分けて解説していきます。

物件としての条件が需要と合っていない

そもそも物件の諸条件が原因の場合があります。
例えば「築年数」、「立地」、「間取り」、「日当たり」、「学区」などです。

買い手も妥協点を決めるのに難航するのが家探しです。

子供の学区としては良いけど、通勤で駅徒歩18分は遠いな…。
築年数は問題ないけど、子供が増えた時に間取りの変更はきくかな。

これらは実際にお客様からお聞きしたお声です。

全部の条件を売りにするのは難しいので、
いくつかのポイントに絞って打ち出すことも考えなければなりません。

内覧者数が少ない

通常物件を購入する際には買い手は内覧をした後、条件のすり合わせや検討を重ねていきますが、広告や宣伝活動が芳しくない場合は内覧すらして頂けていない場合もあります。

当然ですが、内覧数=成約数とはなりません。

まずは物件をしっかりと告知して、複数の内覧希望を獲得することが重要です。

内覧時の印象がよくない

物件の間取りや立地は気に入ってもらえても、内覧時に悪印象を与えては台無しです。

生活感が出るので、ほこりカビなどを残さないよう十分に注意しましょう
特に水回りの汚れやにおいには敏感な方も多いことも覚えておきましょう。

また、ペットを飼われていたり、喫煙される場合は普段ご自身では気にされない方も多いので、内覧前にはハウスクリーニングを入れることを考えても良いでしょう。

相場よりも高い

住み替えの為に家を売る場合、少しでも多く次の家の購入費に充てたいがために、相場よりも高い価格設定で売り出したくなります。

今の時代、買い手もインターネットを駆使して相場観を掴んでいます。
あまりに相場から外れた価格だと売れ残るので不動産会社とも相談して適正価格を見定めましょう。

家が売れずに残り続けた際のリスクは?

家が売れずに残り続けた場合、売主側はどのようなリスクを抱えることになるのでしょうか。
大きく4つの観点から解説します。

資産価値が落ちていく

一部海外では古い物件ほどその希少性から値上がりすることもありますが、日本ではまずありません。
よほど周辺の開発が進むなどして地価が上昇しない限り、物件の資産価値は下がり続けていきます。

維持費がかかり続ける

現に住居として居住していなくとも、所有しているだけで固定資産税や都市計画税が課せられます。

マンションの場合であれば管理費や修繕積立金も支払わなければなりません。

既に新たな住居に引っ越している場合は、こうした維持費を二重で支払うことになるため一刻も早く売却したいのではないでしょうか。

競売にかけられる場合もある

通常住宅ローンを組む際、金融機関が債権回収の確実性をあげるために、当該不動産を担保にする「抵当権」が設定されます。

ローンの支払いが滞ってしまうと担保としていた物件は差し押さえられ、裁判所によって競売に掛けられます。

一般的に競売の場合は相場価格の6割程度と安値で売却されるので、競売に掛けれてもなお手元にローン支払いが残る可能性もあります。

「特定空き家」に指定されることもある

空き家の中でも景観上、安全上、衛生上において様々な問題があると考えられる空き家は、「特定空き家」として自治体に指定される場合があります。

従来空き家は、住宅用地としてその他の住居同様に固定資産税の軽減措置を受けますが、特定空き家になると、固定資産税が約4倍都市計画税も約2倍と大幅に上がってしまう場合があるので留意しましょう。
出典:東京都主税局

家が売れない場合の効果的な対処法

家が売れない場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
効果的な対処法として以下の3つのポイントを抑えておくと良いでしょう。

クリーニングやリフォームを再検討する

物件の需要や買い手の層に合わせてリフォームも検討すべきでしょう。
購入希望者にファミリー層が多ければ、10畳の部屋を間仕切りで5畳の2部屋にするなど、用途に応じたリフォームをするだけで売却が成立する場合もあります。

また、上述したように、ペットや喫煙により汚れや匂いは素人では除去するのが難しいです。
プロのハウスクリーニング業者に依頼することも検討しましょう。
この数万円を掛けるか否かによって、先の数千万の売却を取りこぼしてしまうかもしれないことは頭に入れておきましょう。

不動産会社の変更

広告や宣伝を含めた売却活動は、会社やその担当者によって効果も変わってきます。
相性もあるので合わないと思った場合は他の会社に変更して仲介を依頼し直すことも検証しましょう。

建物を解体して土地として売り出す

やはり建物が残っていると買い手も限られてきます。
早く売りたいのに建物の老朽化が進んでリフォーム費用が掛かる場合は、解体して更地として売りに出すのも1つの対処法です。
自由に建築設計も出来るようにすることで、売却までの時間を短縮することが出来るかもしれません。

おわりに

いかがでしたか?
家がなかなか売れない場合はこの記事を参考に、その理由から対処法までしっかりと把握して、売れるように改善してみて下さい。

記事を監修した人


生津 博道(イキツ ヒロミチ)

福岡県福岡市を中心に、不動産売買事業を行っております。
エリアに精通していることはもちろん、
豊富な知識でお客様にしっかりとご納得いただけるよう努めて参ります。


・宅地建物取引士
・相続診断士

宅建免許番号 福岡県知事(1)第20483号
所属団体 社団法人全国宅地建物取引業保証協会


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